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應聖寺(おうしょうじ)は、兵庫県神崎郡福崎町にある天台宗の寺院である。関西花の寺二十五霊場8番、播州薬師霊場第13番札所である。沙羅の寺として知られている。境内の庭園は、兵庫県より文化財に指定されている。

縁起
白雉年間(650年頃)に法道仙人によって開基されたと伝わる。鎌倉時代中期に祐運大徳によって中興され、南北朝時代には赤松則祐の祈願所として繁栄した[1]。江戸時代には姫路城主の参詣を仰ぎ、徳川将軍家三代と姫路城主歴代の位牌を安置している。

涅槃仏
山門前には、頭と足は石製で、胴体はサツキの生け垣の涅槃仏がある。右脇腹を下にして横たわり、身長約8m、肩幅の一番広い所で高さ1.5m ある。この涅槃仏像は、第34世住職祐廣和尚が1994年(平成6年)に完成させた物である。さらに、その周囲に日本全国の山と川の108個の石を配置し、四方には沙羅の木を植えることにより、前述の涅槃仏と合わせて立体涅槃図とした。